業界の未来

今回の取材で、様々な立場の方々から意見をうかがうことができた。風俗業界の間口が広がったことにより、より自分の目的に沿ったライフプランが建てられる風俗嬢側、業界の裏と表をかみしめるベテランドライバーの目、また、そんな社会構造のはざまで、何とかお店を継続していこうと奮闘するオーナー、だれが悪いわけでもなく、彼女たちに彼女たちなりの、彼らには彼らなりの主張があってもいいのである。

日本の政権が、自民から民主へ、そして、また自民党へと目まぐるしく転がり続けるなか、東京オリンピックの誘致などあかる話題がないわけではない。

ただ、その裏側には、円安により材料日の高騰、TPP問題による、国内生産者の喘ぎ、また、いまだ終息を見せることのない福島の原子力発電所問題。
18世紀から、追いつけ追い越せで、後ろを振り向かず邁進してきた世界経済のひずみが、今、このような形で、われわれの生活にその姿を表しているのかもしれない。

今、この瞬間も、アフリカでは多くの子供たちが餓え、また、ある地域では、民族同士の争いが絶えず、互いを憎しみ合っている。

とあるネットユーザーはこう言った。「争いごとを嫌い、場をなだめるだけの平和主義者の正体は利己主義者」たしかにそうなのかもしれない。

争いを繰り返すことで今日の世界があるように、これからも、このような現実と戦いながらその先の未来を切り開かなければならないのかもしれないだろう。しかしながら、この超個人主義社会の中で、そのやり方に疑問を持たざるを得ないのは私だけではないはずである。